2010年8月19日木曜日

(献本御礼) 間違いだらけのソフトウェア・アーキテクチャ

スズキです。

訳者、出版社より、献本いただきました。

目次は以下の通りです。
========
第1章 アーキテクト入門―長い道のりの最初の一歩

プロローグ ─ 最後のセミナー
セミナーの始まり

第2章 アーキテクチャという名の歴史と思想―僕の偏った歴史観
コンピュータとアーキテクチャの歴史
休憩時間に……その1「アジャイルについて」

第3章 アプリケーションアーキテクチャへようこそ―もしくは勝手な思いつき
アーキテクチャ概要
休憩時間に……その2「製造業と開発プロセスについて」

第4章 品質特性シナリオ―ようやくアーキテクトの仕事っぽくなってきた
品質特性を見つける
休憩時間に……その3「認証について」

第5章 ビジネスロジックと形式手法―人間の仕事という不可解な部分を考察する
人間の仕事ってヤツは
形式主義者
休憩時間に……その4「見積もりと経験について」

第6章 ATAM による分析評価―アーキテクチャを丸裸にする話
アーキテクチャの分析/評価
休憩時間に……その5「派生開発とアーキテクチャの分析と評価」

第7章 メトリクスとDSM―俺の考えたアーキテクチャを壊すヤツは許さん
アプリケーションの分析/評価

第8章 アーキテクトへの長い道のりの次の一歩―ここで崖に落ちなきゃいいんだけど
セミナーのおわり
おわりに

訳者あとがき
参考文献
========

本書は、アプリケーションアーキテクチャ(特に非機能要件)の開発と評価の方法と、
それを行うアーキテクトの役割を、セミナー形式で少しくだけた感じに紹介しています。

セミナーには、下記のような職種の参加者おり、それぞれの視点で、
著者に「つっこみ」をいれています。

- シニア・マネージャー
- 宇宙人
- アジャイル教の教祖
- IT雑誌の記者
- SE
- 新人

上記の参加者は、それぞれの職種での立場をかなり誇張した形で書かれていますが、
「あー、そんな人いたなー」
「自分も、そんな風に考えてたことがあったなー、」
など思い当たる節も多々あり、つい、昔をふりかえながら読んでしまいました。

本書で、アプリケーションアーキテクチャが、どのように紹介されているか、
簡単にメモしてみました。(詳しくは書籍を読んでください!)

▼ アーキテクチャは下記より決定

- 機能要件 & 非機能要件
- 制約条件 & 前提条件

▼ アーキテクチャが提供するもの
-システムの理解を助ける
-組織の構造に影響を与える
-将来の見通しを良くする
-ソースコードの実装ルールを提供する
-システムの品質

▼ アプリケーションアーキテクチャー → 論理層 + 物理層

論理層: ビジネスロジック部分、表示部分、永続化部分、...
物理層: 各種フレームワーク、共通ライブラリ、...

▼ アーキテクトの作業
1. 要件定義
2. アーキテクチャの構築
3. 実装環境の準備
4. アーキテクチャ管理

最後に、心に残ったフレーズを、いくつか紹介しておきます。

「見積は経験で出すのが一番。」
※巷の見積もり手法は、あくまで参考値として...

「アーキテクトは月に一回電車を乗り間違える。」
※いつもアーキテクチャのことを考えてるから...(近頃、乗り間違えないなー...)

「一匹の羊に率いられた百匹の狼は、一匹の狼に率いられた百匹の羊に敗れる。」

※チームリーダークラスを充実させるのが効率いいのでは?

「完璧とは、何かを足せない状態になることではない。何も削るものがなくなった状態のことだ。」
※(これは、これから、いつも意識するようにしよう...)

献本、大歓迎!(ご相談は suzuki@suz-lab.com まで)
--------
http://www.suz-lab.com

0 コメント: